価格 | 897円(税込) |
判型 | A4判 |
ページ数 | 114ページ |
ISBN | 978-4861999680 |
発売日 | 2017/04/25 |
『維新回天を牽引した朋党と志士たちの結末』
激動の幕末・維新期、めまぐるしく変わる時勢の中心にいたのは「諸隊」だった。
高杉晋作の「奇兵隊」、坂本龍馬の「海援隊」、大久保利通の「精忠組」、近藤勇の「新選組」、伊庭八郎の「遊撃隊」、大鳥圭介の「伝習隊」--。
暗殺と政変、倒幕運動、大政奉還、戊辰戦争、そして明治維新へと続くうねりの中で「諸隊」は何と戦い、どんな結末を迎えたのか。
100を超える「幕末諸隊」の実相と知られざるエピソードを詳細解説!
■第1章 雄藩の草莽諸隊
・草莽諸隊の思想の源泉 過激教育者・吉田松陰
・革命家か、テロリストか? 高杉晋作と奇兵隊
・第二奇兵隊にみる長州藩諸隊の末路
・薩摩藩精忠組ともう一つの寺田屋事件
・土佐勤王党の台頭から瓦解まで
・「商」のための海援隊 海舟に学んだ坂本龍馬
・中岡慎太郎が率いた浪士集団・陸援隊と岩倉具視の蜜月
・結成当日に消えた隊も! 全国のマイナー草莽諸隊
・大和で決起した尊攘派武装集団・天誅組と吉村寅太郎
・水戸の死闘 天狗党 VS 諸政党
・無頼者連合か、世直し隊か? 九十九里に興った真忠組
■第2章 新選組と京都見廻組
・「幕末の爪牙」新選組の実像
・行軍録にみる新選組の武装とは
・もう一つの幕府警察 京都見廻組
・新選組を預かった松平容保の運命
・幕府に準じた新選組隊士、生き延びた新選組隊士
・新選組の幹部たちの戦後は?
■第3章 幕府に殉じた諸隊
・エリート幕府軍・遊撃隊と二大剣客
・分裂した遊撃隊、新政府軍と交戦
・徳川幕府陸軍の戦力
・徳川幕府海軍の戦力
・大鳥圭介と伝習隊、勝算なき戦いの結末
・各藩の急造部隊「額兵隊」「衝撃隊」「衝鋒隊」
・徹底抗戦を選んだ雷神隊と神木隊
■第4章 新政府軍と遊軍諸隊
・新政府軍・官軍の組織
・「偽官軍」赤報隊の悲劇
・剣豪桃井春蔵と大坂府兵浪花隊
・戊辰戦争緒戦に漂う空気感とは
・戦功を挙げた官軍諸隊
■第5章 諸隊の決戦一
・「抗戦」と「恭順」の間で揺れた諸藩
・鳥羽・伏見の戦いから江戸へとおよぶ戦火
・なぜ彰義隊は一日で敗れたか?
・彰義隊の歴史と上野戦争後の顛末
・近代的軍隊の礎 天才軍略家・大村益次郎
・東征軍の財政事情と戦費捻出方法
■第6章 諸隊の決戦二
・東北31藩の抗戦!奥羽越列藩同盟
・天童の戦い
・白石会議と世良修蔵暗殺
・秋田戦争
・北越戦争
・会津戦争
・「無敵の敗軍」庄内藩の実力
・箱館戦争
・戦後新政府内闘争明治六年の政変
・明治新政府に反旗を翻した士族たち
■幕末諸隊略年表
■全国幕末百余諸隊リスト
■幕末三百藩藩情勢