価格 | 1,870円(税込) |
監修 | 原田知広(立教大学理学部教授)、匠 英一(認知科学研究所所長) |
判型 | A5判並製 |
ページ数 | 160ページ |
ISBN | 978-4866733944 |
発売日 | 2023年11月22日 |
科学者が挑み続ける時間の謎と秘密
世界でいちばん素敵な教室シリーズ第42弾!
今ほどの分刻みのせわしさではないにしても、人類は何千年もの昔から暦や日時計を作り、時間を意識して生活してきました。
ところが、時間というものをそれだけ取り出して考えようとすると、これほど捉えどころのないものもないでしょう。時間の謎を理解しようという取り組みは、すでに古代ギリシャの自然哲学者によって行なわれていました。これまで多くの人が時間の謎に挑戦してきましたが、まだ私たちは完全な理解にはたどり着いていないようです。
(本書「はじめに」より)
本書は、原子や量子の小さな時間から、宇宙規模の大きな時間まで、「時間」に関するさまざまな疑問を、一問一答形式で解き明かしていくビジュアル図鑑です。美しい写真とともに、ぜひ「時間」の奥深い世界を堪能してください。
[本書の主な内容]
★そもそも「時間」って何?
★1時間は、なぜ60分なの?
★1日が24時間なのはなぜ?
★1日は、昔から24時間なの?
★太陽暦と太陰暦はどう違うの?
★暦は誰が決めていたの?
★人類は、時計が発明される前、どうやって時間を計っていたの?
★計測できる最も短い時間ってどのくらい?
★世界で最初に新しい日を迎えるのはどこ?
★ 時間に始まりはあるの?
★「絶対時間」について、教えて!
★その後、絶対時間という考えはどうなったの?
★時間が「未来」から「過去」に進むことはないの?
★時間が経つと、物事はどう変化をしていくの?
★地上とジェット機内では、時間の進み方が違うって本当?
★地上でいちばん時間の流れ方が速い場所ってどこ?
★時間のない場所って存在するの?
★タイムマシンを作ることはできないの?
★過去に行くのは、理論上なら可能なの?
★タイムトラベルができたとして、歴史は変えられるの?
★時間の最小単位を教えて!
★いま見ている太陽の光はいつのもの?
★光より速く進むものは存在するの?
★ピッチャーが投げたボールの瞬間的な速度を測ることはできる?
★どれくらいの速さで移動すれば、人工衛星は地球に落ちずに済むの?
★なぜ、退屈な時間は長く、楽しい時間は短く感じるの?
★大人になると、なぜ時間が短く感じるの?
★動物の身体の大きさは、時間の流れ方に関係しているの?
★「体内時計」って、どんな時計?
★機械式時計の仕組みを教えて!
★日時計や水時計のあと、時計はどのように発展したの?
★いま最も正確な時計ってどんな時計?
★「1秒」の長さはどうやって決めているの?
★時間が定義に使われている単位ってある?
★時間に終わりはあるの?
[コラムなど]
★世界の美しい時計台
★時間を司る神
★最速の世界
★日本の美しい時計台
★時間を感じる風景