価格 | 1,320円(税込) |
編集 | キャンプのピンチ解消委員会 |
ページ数 | 184ページ |
ISBN | 978-4866732886 |
発売日 | 2022/2/22 |
キャンプは人生と同じです。基本的には楽しくて充実したものですが、時にはそれがすべて無になるかもしれないピンチに見舞われたりもします。無防備にピンチを受け入れると、怪我をしたり、信頼を失ったり、時には命を落とすことさえあります。
「毒グモに咬まれた」「隣サイトの高級テントに穴を開けてしまった」「クルマごと崖から落ちた」「川で溺れそうになった」「強盗にテントを急襲された」「サルにクルマを占拠されて帰れない」……。キャンパーならだれもが経験するトラブルから、「そんなことあるかい!」と突っ込みたくなるレアなピンチまで。せっかくのキャンプを一瞬にして台無しにしてしまう多種多様なトラブルに、どうやって立ち向かえばいいのか。
大切なのは「切り抜ける知識」です。本書には、野外活動やサバイバルの専門家はもちろん、大学教諭、猟師、野草研究家、銀座のママといった多彩な識者が放つ、116にものぼる「ピンチ攻略のための雑学」がまとめてあります。
経験豊富なキャンパーも、初キャンプの準備を進める初心者も、フィールドに出る前にぜひご一読いただきたい一冊です。
第1章 事故・事件を切り抜けろ
山道を走行中にクルマが横転した/猟師が仕掛けた罠にかかった/調理中に意識が朦朧としてきた/溺れかけている人を発見した/強盗団が出現して襲われた/道に迷って遭難しそうになった/橋が壊れていて対岸に渡れない/崖からクルマごと転落した/川遊び中に下流へ流された/テントに爆弾を仕掛けられた/お隣のテントに穴を開けた/自殺しそうな人に遭遇した/強風でゴムボートが転覆した/底なし沼に踏み入ってしまった/湖畔で倒れている人を発見した/行き倒れのハイカーを発見した/酔っ払いが周囲に絡みはじめた/脚を怪我して歩けなくなった/斜面で滑って池に転げ落ちた
第2章 不快感を切り抜けろ
トイレが汚すぎて近寄れない/クルマの中に灯油をこぼした/野生動物の糞を踏んづけた/友人が怖い話をやめてくれない/恋人との初キャンプに緊張する/焚き火の煙のニオイがとれない/隣のキャンパーがうるさい/地面が凸凹でテーブルが傾く/おしっこの我慢が限界に達した/友人のイビキがうるさすぎる/仲間がキャンプで働かない/彼女の作ったカレーがマズい/顔が皮脂でテカってしまった/日焼けした肌がヒリヒリする/お隣が発する悪臭が漂ってきた/川にハマって靴がびしょ濡れに/トイレットペーパーがない/SNSに写真つきで晒された/テント内の悪臭が気になる
第3章 自然災害・劣悪環境を切り抜けろ
竜巻がこちらに近づいてくる/豪雨の中クルマに閉じ込められた/登っている山が突然噴火した/雪の重みでテントが潰れそう/刃物を持った暴漢に襲われた/弾丸のような雹が降り出した/自分のぶんのシュラフがない/おこした火が大雨で消えそう/キャンプ場が混んでいて場所がない/地面が凸凹すぎて眠れない/焚き火のための燃料がない/ランタンを持ってくるのを忘れた/救助のヘリがこちらに気づかない/コンパス故障で方向がわからない
第4章 虫・動物によるピンチを切り抜けろ
ピンチ 53 遠くからクマがやってくる/至近距離でクマに襲われた/森の中で凶暴な野犬に襲われた/虫除けスプレーを忘れた/毒ヘビに噛まれてパニックに/薪を探していたらハチに刺された/セアカゴケグモに咬まれた/咬みついたマダニがとれない/ヤマビルに吸いつかれた/テント内にカメムシが大量発生/蚊に足を刺されまくった/生ゴミに虫が大量に寄ってくる/クルマをサルに占拠された/サイクリングで野犬に追われた
第5章 道具不足を切り抜けろ
ライターもマッチも忘れた/クルマが小さくて荷物が積めない/靴底に穴が開いて水が入る/キッチンバサミの切れ味が最悪/料理を盛りつける皿を忘れた/ご飯を炊くメスティンを忘れた/食器を洗うための洗剤がない/まな板を失くして調理できない/タワシを買ってくるのを忘れた/ケトルに穴が開き湯が沸かせない/ナイフを忘れて惣菜が切れない/水が足りなくて洗濯ができない/ナイフの切れ味が悪すぎる/ポールとペグを忘れてきた/コルク抜きがなくて栓が抜けない/蚊取り線香を設置する台座がない/テーブルのネジ穴が潰れた/チェアが壊れて座るところがない/パスタを茹でる鍋を忘れた/火消し壺がなく炭が処理できない/スマホの防水ケースを忘れた/缶切りを忘れて夕食に支障が出た/Wi-Fiルーターの電波が弱い/ローファーの靴底が滑って歩けない/テント生地が破れて使えない/指にトゲが刺さってチクチクする/腕を骨折したが添え木がない
第6章 食料問題を切り抜けろ
山道で迷子になり空腹で歩けない/水道水が濁っていて使えない/大食漢がいて食材が足りない/ビールがぬるくてとても飲めない/飯盒で炊いたご飯が硬すぎる/ビールのおつまみを忘れた/山菜を食べたら食中毒になった/遭難中に水が底をつきそう
第7章 怪我・病気を切り抜けろ
植物のトゲに刺されて眠れない/ヤブでカブレて痒みがひどい/生水を飲んでお腹を壊した/登山中に激しい頭痛がはじまった/熱中症で意識が遠のいていく/氷が割れて冬の湖に転落した/裸足でガラスの破片を踏んだ/指先を切ったが絆創膏がない/木から落ちて骨折してしまった/木の枝が体に突き刺さった/雪遊び中に指の感覚がなくなった/薪割り中に指を切断してしまった/滑落して腹部を強打してしまった/岩から転落して頭を打った/熱湯で大火傷を負わせてしまった