366日 世界の名建築

366日 世界の名建築

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価格2,640円(税込)
著者磯 達
判型A5判
ページ数384ページ
ISBN978-4866733029
発売日2022/02/04

人類の叡智から生まれた366の創造物を巡る旅へ、出発!

1週間で7テーマ! 1年で「建築」の見方が身につく!
本書は、世界各地の名建築とともに、人生を豊かにする教養を身につけるための本です。1月1日から12月31日まで366の名建築を、「現代建築」「建築史」「建築家」「住居&ホテル」「技術」「文化施設」「商業・業務施設」といった7つの共通テーマで考察・解析・推理・解説します。

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[現代のすごい建築に出合う!]
思わず「すごい!」と声を上げてしまう建築を集めました。技術の発展に伴い可能になった建築、建築家の奇想が爆発した芸術的な建築など、一度は見てみたい名建築を紹介します。
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●世界一の高さ828.9mを誇る中東のタワービル| ブルジュ・ハリファ
●ぐにゃりとゆがめられたような異次元的ショッピングセンター| ねじれた家
●世界最大級の美術館は、建築自体が世界屈指の芸術| オルドス博物館
●建築自体が姿を変える世界屈指の芸術| ミルウォーキー美術館新館
●フランスとの合作で生まれたUAEのルーヴル美術館| ルーヴル・アブダビ
●天空に吹き上がるようなマカオで最も高い高層建築ホテル| グランド・リスボア・ホテル
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[建築史の足跡を学ぶ!]
先人たちはよりよい生活を求めて試行錯誤を繰り返し、現代に残る名建築を生み出してきました。メソポタミア文明で巨大建築が生まれて以降、建築がたどってきた歴史を金字塔的名建築と共にたどります。
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●4000年前のシュメール文明に生まれた記念碑的建造物| ウルのジッグラト
●238年にわたり世界一高い建造物だったゴシックの大聖堂| リンカン大聖堂
●伝説の天才建築家によるイスラム建築の最高到達点| セリミエ・モスク
●ルネサンス初期の建築様式で生まれた大商人の邸館| パラッツォ・ルチェッライ
●太陽王ルイ14世の絶対権力を示すバロック建築の代表作| ヴェルサイユ宮殿
●初代校長が手がけた革新的なモダニズム建築の校舎| バウハウス・デッサウ校舎
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[建築家の創造性に触れる!]
古代から現代にいたるまで、建築の歴史を彩る巨匠たちの来歴ととともに、その作品を巡ります。お気に入りの建築家に出会うきっかけになることでしょう。
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●モダニズム建築の巨匠による個人邸宅の傑作中の傑作| サヴォア邸
●シカゴ大火復興のシンボルとなった複合施設| オーディトリアム・ビル
●「ロシア・アバンギャルド」の建築家による独創的すぎる自邸| メーリニコフ邸
●東京オリンピックのメイン会場となった「杜のスタジアム」| 新国立競技場
●アール・ヌーボーで建築された街の小さな駅舎| カールスプラッツ駅舎
●「滝とともに暮らす」を実現させた美しすぎる住宅| 落水荘
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[住宅とホテルを楽しむ!]
住人や宿泊客のためによりよい住環境を追求する個人住宅やホテル。住宅の名建築から、有名建築家が携わった至れり尽くせりのホテルまで、住んでみたい&泊まってみたい「住」の空間を紹介します。
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●3棟の高層ビル屋上に飛行艇を載せたようなデザイン| マリーナ・ベイ・サンズ
●傾いた「正六面体」が密集したSF的集合住宅| キューブハウス
●時代を先取りして「アール・ヌーボー」を終わらせた建築| ストックレー邸
●建築の中心は「人間の生活」とした巨匠の質素な邸宅| アアルト自邸
●「マリリン・モンロー」の愛称を持つツインタワー| アブソリュート・タワー
●自邸でありながら建築学校の校舎でもある実験的施設| タリアセン・ウエスト
………………and more.
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[驚きの技術に着目する!]
アーチ構造、鉄筋コンクリート、カーテンウォール……。建築には、各時代で生み出された最新技術が注ぎ込まれ、より「すごい」建築が建てられてきました。ここでは名建築に用いられた「技術」に焦点を当てていきます。
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●「組積アーチ」の技術で2000年以上健在なローマの水道橋| ポン・デュ・ガール
●駅舎とガラスのアーケードが美しい「鉄道の大聖堂」| セント・パンクラス駅
●大スパンの真っ赤な梁で、建物を空中に固定した美術館| サンパウロ美術館
●最少の建材で大空間を生み出した建築技法| モントリオール万博アメリカ館
●風船のように空気で膨らませた「膜屋根」の大空間ドーム| 東京ドーム
●アルミニウム素材の可能性を追求したモニュメント| アルミニウム・フォレスト
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[文化施設に感動する!]
図書館、美術館や教会などでは、設計の依頼を受けた建築家がその特性を生かして建てた代表作も多数存在します。ケンブリッジ大学歴史学部図書館、ビルバオのグッゲンハイム美術館、光の教会など、建築家の個性が発揮された名建築が目白押しです。
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●17世紀の要塞と現代建築が共鳴する博物館| ヨーロッパ地中海文明博物館
●「芸術の森」が育つことをビジョンに掲げた美術館| フォートワース現代美術館
●アリゾナの広漠たる大地に立つ、人気のモダニズム教会| ホーリークロスチャペル
●スターリンの権力の省庁として築かれた大学本館| モスクワ国立大学本館
●ゆがんだ卵の形で環境配慮の究極を示した市の施設| ロンドン・シティホール
●芸術鑑賞の邪魔にならないよう配慮した控えめな箱型ビル| アロス・オーフス美術館
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[商業・業務施設の工夫を知る!]
官公庁や百貨店、ショッピングモールなど、人々が集まる施設には、さまざまな集客のための仕掛けが施されています。サービスを提供する空間に隠された設計の秘密に迫ります。
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●「聖火を捧げる選手の姿」になぞらえられた通信塔| モンジュイック通信塔
●9つのブロックで組み立てられたような巨大な集合住宅| ミラドール
●「現代のバベルの塔」とい物議を醸したEUの議会議事堂| ルイーズ・ワイス・ビル
●チューブを束ねた構造を持つ全米2位の超高層ビル| ウィリス・タワー
●建築家の出世作となったアール・デコ様式の市庁舎| ヒルバーサム市庁舎
●古都ウィーンに溶け込んだガラス張りの現代的な商業ビル| ハースハウス
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[監修] 磯 達雄 (いそ・たつお)
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建築ジャーナリスト。日経BP社で「日経アーキテクチュア」誌の編集部に勤務。1999年に退社した後は、編集事務所を共同主宰しながら、建築専門誌、一般誌で建築に関する記事を執筆している。主な著書に『昭和モダン建築巡礼』『ポストモダン建築巡礼』『菊竹清訓巡礼』『プレモダン建築巡礼』などがある。桑沢デザイン研究所・武蔵野美術大学非常勤講師。