366日の西洋美術

366日の西洋美術

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三才ブックス
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価格2,530円(税込)
監修瀧澤秀保
判型A5判
ページ数384ページ
ISBN978-4866731353
発売日2019/08/22

誰かに語りたくなる! 展覧会に行きたくなる! 366の名画の秘密。

1週間で7テーマ! 1年で「西洋美術」の見方が身につく!
本書は、西洋絵画を1日1作品ずつ鑑賞しながら、人生を豊かにする教養を身につけるための本です。366の名画を「美術史」「主題」「ジャンル」「画家の逸話」「画法・技術」「謎・フェイク」「周辺」といった7つの共通テーマで考察・解析・推理します。

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【美術史】
古代ギリシア・ローマ美術に始まる西洋絵画の歴史をたどります。
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●作者不詳『ディオニュソスの秘儀』…古代ギリシアに始まる西洋美術
●サンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』…盛期ルネサンスの始まり
●ジャン・クーザン『エヴァ・プリマ・パンドラ』…フォンテーヌブロー派とは?
●ピーテル・パウル・ルーベンス『十字架降架』…宗教改革の反動として生まれた「バロック絵画」
●ヨハネス・フェルメール『小路』…オランダ・バロックの風景画
●ジャック=ルイ・ダヴィッド『ホラティウス兄弟の誓い』…新古典主義の始まり
●ギュスターヴ・クールベ『オルナンの埋葬』…クールベの写実主義
●クロード・モネ『印象・日の出』…印象派の誕生
●アーノルド・ベックリン『死の島』…世紀末芸術
●アメデオ・モディリアーニ『横たわる裸婦』…エコール・ド・パリの画家たち
…………and more.

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【主題】
西洋絵画の主題となる聖書やギリシア神話、ヨーロッパ各地に伝わる伝説のあらすじを解説します。
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●ミケランジェロ・ブオナローティ『システィーナ礼拝堂天井画』…天地創造[聖書]
●レンブラント・ファン・レイン『ダビデ王の手紙を手にしたバテシバの水浴』…バテシバ事件[旧約聖書]
●ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ『東方三博士の礼拝』…東方三博士の礼拝[新約聖書]
●イワン・ニコラーイヴィチ・クラムスコイ『荒野のキリスト』…荒野の誘惑[新約聖書]
●ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ『エマオの晩餐』…キリストの復活[新約聖書]
●ルカ・ジョルダーノ『堕天使を深淵に落とす大天使ミカエル』…大天使ミカエルの仕事
●ドメニコ・ザンピエーリ『狩りをするディアナ』…狩りの女神アルテミス[ギリシア神話]
●ピエロ・デ・コジモ『アンドロメダを救うペルセウス』…ペルセウス神話[ギリシア神話]
●ピーテル・ブリューゲル『イカロスの墜落のある風景』…イカロスの墜落
●エドワード・バーン・ジョーンズ『欺かれるマーリン』…アーサー王伝説
…………and more.

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【ジャンル】
宗教画、神話画、歴史画、肖像画、風景画、風俗画など、さまざまに広がってきた絵画のジャンルを解説します。
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●作者不詳『ウラジーミルの生神女』…「イコン」が生まれた理由とは?
●アンニーバレ・カラッチ『豆を喰う男』…風俗画の先駆となったひたすら豆を喰う男
●ピーテル・クラース『ヴァニタス』…静物画のドクロは何を語る?
●パルミジャニーノ『凸面鏡の自画像』…売り込みのための自画像
●ピエロ・デッラ・フランチェスカ『ウルビーノ・ディプティク』…横向きの肖像画
●ウィリアム・ホガース『当世風の結婚』…社会をユーモラスに皮肉る風刺画
●ヤン・マビューズ『聖母を描く聖ルカ』…アトリエの絵画
●ハンス・ホルバイン『大使たち』…メメント・モリ
●フィンセント・ファン・ゴッホ『タンギー爺さん』…ジャポニズム
●カナレット『ヴェネツィアに到着したフランス大使の歓迎式』…ヴェドーダ
…………and more.

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【画家の逸話】
恋、友情、苦悩など、不朽の名作と巨匠にまつわる悲喜こもごものエピソードを紹介します。
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●ジョン・エヴァレット・ミレイ『オフィーリア』…訴えらえたミレイ
●ポール・セザンヌ『リンゴとオレンジ』…セザンヌとリンゴ
●ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『悔悛するマグダラのマリア』…夜の画家の炎の性格
●グスタフ・クリムト『接吻』…金箔のヒントを与えた人物とは?
●アルフォンス・ミュシャ『ジスモンダ』…ミュシャのシンデレラストーリー
●アルブレヒト・デューラー『マクシミリアン1世』…皇帝のお気に入り
●ジョシュア・レノルズ『マスター・ヘア』…イギリス・アカデミーの大物
●レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』…なぜ2枚描かれたのか?
●ヨハネス・フェルメール『兵士と笑う女』…フェルメールが窓を描いた理由
●エドゥアール・マネ『草上の昼食』…『草上の昼食』の批判
…………and more.

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【画法・技法】
巨匠たちが試行錯誤を繰り返しながら編み出し、西洋美術の発展を促した、絵画制作の技術に迫ります。
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●制作者不明『ユスティニアヌスと護衛、宰相、大司教』…石片とガラスが作り出すモザイク画の輝き
●アルブレヒト・デューラー『騎士と死と悪魔』…デューラーが得意とした木版画
●アンドレア・マンテーニャ『死せるキリスト』…平面に奥行きを与える短縮法
●アンドレ・ポッツォ『聖イグナチウスとイエズス会の伝道の栄光』…天井画に用いられる目だまし
●ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『グランド・オダリスク』…人体対比を変える
●ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー『国会議事堂の火災』…鑑賞者の視点を誘導する技
●アメデオ・モディリアーニ『大きな帽子を被ったジャンヌ・エピュテルヌ』…モディリアーニの目
●アンソニー・ヴァン・ダイク『馬上のチャールズ1世とサン・アントワープの領主の肖像』…脚色される英雄像
●ポール・ドラローシュ『アルプスを越えるボナパルト』…脚色をしない歴史画
●ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『ド・ブロイ公爵夫人』…左右非対称な目
…………and more.

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【謎・フェイク】
名画に刻まれた秘密の暗号、成立の謎、解明されない画家の意図など、絵画にまつわるミステリーに迫ります。
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●レオナルド・ダ・ヴィンチ『アイルワースのモナ・リザ』…『モナ・リザ』はもう1枚ある?
●アセンシオ・フリア『巨人』…実は弟子の作品でした
●二コラ・プッサン『アルカディアの牧童』…レンヌ・ル・シャトーの謎
●ヨハネス・フェルメール『天秤を持つ女』…新発見がもたらした新しい解釈
●ジャン=バティスト・カミーユ・コロー『真珠の女』…手は組んでいなかった!?
●アンリ・ルソー『戦争』…絵画に隠されたルソーの戦争観
●ユベール・ロベール『廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリー想像図』…なぜ廃墟と化したルーヴルを描いたのか?
●クロード・モネ『睡蓮』…モネが睡蓮を何枚も描き続けた理由
●エドガー・ドガ『室内』…なぜ穏やかならぬタイトルが付けられたのか?
●レンブラント・ファン・レイン『夜警』…「夜警」と呼ばれますが、実は昼間の絵でした
…………and more.

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【周辺】
世界史や発明、歴史上の偉人たち、風俗など、西洋美術にさまざまな影響を与えた事柄を名画と共に解説します。
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●アンドレア・デル・ヴェロッキオ『キリストの洗礼』…美術品制作の現場
●エドモンド・レイトン『騎士号授与』…中世騎士のデビューイベント「騎士叙任式」
●ラファエロ・サンツィオ『ユリウス2世』…ローマのルネサンスと教皇
●カナレット『大運河、南からリアルト橋を臨む』…イタリアに注目したグランド・ツアー
●エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン『アントワネットと子供たち』…“悲劇の王妃”マリー・アントワネット
●ピーテル・パウル・ルーベンス『パリスの審判』…美女の条件
●ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『聖愛と俗愛』…結婚のための絵画
●カルロ・クリヴェッリ『聖母子像』…二度見してしまうほどの精巧さ
●ピエール=オーギュスト・ルノワール『舟遊びの人々の昼食』…チューブ絵具の発明
●フィンセント・ファン・ゴッホ『赤い葡萄畑』…絵画の値段の高騰
…………and more.