地図で読み解く京王沿線

地図で読み解く京王沿線

created by Rinker
三才ブックス
¥1,870 (2024/11/21 04:02:14時点 Amazon調べ-詳細)
ネット書店で購入
価格1,870円(税込)
監修岡田直
判型A5判
ページ数160ページ
ISBN978-4866731711
発売日2019/12/12

ちょっとディープな京王沿線めぐり!

地図と地形をもとに、京王電鉄と京王沿線の謎と不思議について、楽しみながら深く知ることができる一冊です。

貴重な地図資料や写真も多数掲載しています。

【目次】

■巻頭
————————
・地形の凸凹がわかる! 京急沿線3D地図
・車両写真でふり返る 京王電鉄100年の歴史

■Chapter1 京王全線編
————————
・東京から八王子をつなぐ甲州街道に敷かれた鉄道
・ニュータウンと高尾山で起伏の大きい地形を走る
・新宿~八王子駅間での路線と駅の改良の歴史 【新宿駅】【京王八王子駅】
・人気のスポットをつなぐ駅間距離の短い井の頭線 【渋谷駅】【吉祥寺駅】
[鳥瞰図]京王電車沿線名所図絵1
[鳥瞰図]京王電車沿線名所図絵2
[京王沿線の気になる話1]他社線との直通は昔からの構想? 

■Chapter2 京王線(新宿~布田)編
————————
・駅舎の移転と駅名変更を何度も繰り返した新宿駅 【新宿駅】
・江戸の宿場町・内藤新宿 発展の転機は関東大震災 【新宿駅】
・東京の副都心として整備 新宿西口の大規模開発 【新宿駅】
・京王新線の開設により移転したふたつの駅 初台駅 【幡ヶ谷駅】
・本社や車庫も置かれていた京王線はじまりの地・笹塚 【笹塚駅】
・玉川上水と甲州街道が交差する場所・代田橋 【代田橋駅】
・江戸時代の名残から火薬庫前の駅名で誕生 【明大前駅】
・玉川上水と桜並木から駅名がつけられた桜上水 【下高井戸駅】【桜上水駅】
・八幡山駅ができた契機は明治からある松沢病院 【上北沢駅】【八幡山駅】
・芦花公園の名前の由来 千歳村を愛した徳冨蘆花 【芦花公園駅】【千歳烏山駅】
・もとは金子だった地名が駅名と同じつつじヶ丘に 【仙川駅】【つつじヶ丘駅】
・布田五宿と呼ばれる甲州街道の宿場町 【柴崎駅】【国領駅】【布田駅】
・国領駅と布田駅の変遷 二転三転した駅の名称 【国領駅】【布田駅】
[京王沿線の気になる話2]京王線の変則ゲージの真相

■Chapter3 京王線(調布~京王八王子)・競馬場線・動物園線
————————
・線路を地上から地下へ 柴崎~調布駅間の大計画 【調布駅】
・後に市長となる人物が調布を「映画のまち」にした 【調布駅】
・朝も昼も夜も妖怪が集う? 調布と鬼太郎と水木しげる 【調布駅】
・複雑な歴史背景を持つスタジアム周辺と飛行場 【西調布駅】【飛田給駅】
・東京ドーム27個分の広さ 数多の著名人が眠る霊園 【武蔵野台駅】【多磨霊園駅】
・目黒にあった競馬場が府中に移転した理由 【東府中駅】【府中競馬正門前駅】
・京王線と交差する府中駅前のケヤキ並木 【府中駅】
・京王線と南武鉄道の駅が統合されて分倍河原駅に 【分倍河原駅】
・多摩川の砂利を採掘場から運搬する拠点・中河原駅 【中河原駅】
・皇室の狩猟場だった土地で現京王電鉄の本社がある駅 【聖蹟桜ヶ丘駅】
・幻の寺院跡地に建つ? 梅の名所・京王百草園 【百草園駅】
・新しい路線をつくるほど積極的に誘致した動物園 【高幡不動駅】【多摩動物公園駅】
・鎌倉武将ゆかりの城址が人気のハイキングコースに 【南平駅】【平山城址公園駅】【長沼駅】
・かつて存在した御陵線が高尾線へと復活した軌跡 【北野駅】
・京王八王子駅と八王子駅 微妙な距離の理由とは? 【京王八王子駅】
[京王沿線の気になる話3]京王線が撮影の名所である理由

■Chapter4 相模原線・高尾線編
————————
・関東の宝塚と称された多摩川原遊園京王閣 【京王多摩川駅】
・数キロに及ぶ桜並木? かつての名所・稲田堤 【京王稲田堤駅】【京王よみうりランド駅】
・京王線最長の駅間距離 稲城~若葉台駅間に新駅 【稲城駅】【若葉台駅】
・多摩ニュータウンと相模原線全通の過程 【京王永山駅】【京王多摩センター駅】【京王堀之内駅】【南大沢駅】
・相模国にある唯一の駅 相模原線の終点・橋本 【多摩境駅】【橋本駅】
・八王子から横浜港へ 日本にもあった「絹の道」 【京王片倉駅】
・駅に面した人気の住宅街 めじろ台住宅地の開発 【山田駅】【めじろ台駅】
・100年以上の歴史だが 高尾駅の名は戦後から 【狭間駅】【高尾駅】
・戦前からバスを走らせて高尾山への行楽客を輸送 【高尾山口駅】
[京王沿線の気になる話4]通勤ライナーでラッシュも快適に

Chapter5 井の頭線編
————————
・江戸の町の外れ・渋谷は鉄道の要衝として発展 【渋谷駅】
・鉄道会社が商業施設建設 流行発信地・渋谷の開発 【渋谷駅】
・電車が立体交差する 坂に囲まれた街・渋谷 【渋谷駅】【神泉駅】
・駒場駅と東大前駅が統合 井の頭線で一番新しい駅に 【駒場東大前駅】【池ノ上駅】
・下北沢駅の改良工事で乗り換え移動がスムーズに 【下北沢駅】
・立地や来歴から読み解く下北沢が若者に人気な理由 【下北沢駅】
・実在期間はわずか8年 幻の路線・代田連絡線 【新代田駅】【東松原駅】
・永福町車庫だった場所に京王バス東の営業所 【永福町駅】【西永福駅】【浜田山駅】
・井の頭線沿いを流れる江戸の水源・神田川 【高井戸駅】【富士見ヶ丘駅】【久我山駅】【三鷹台駅】
・井の頭線開通を支援した小田急線の創業者 【井の頭公園駅】
・はじまりは終戦後の闇市 吉祥寺に残るハモニカ横丁 【吉祥寺駅】
・吉祥寺から西武線方面へ 頓挫してしまった延伸計画 【吉祥寺駅】
[京王沿線の気になる話5]京王のもう一側面「中央高速バス」

■巻末付録
————————
・京王電鉄各駅停車
・京王線の廃駅一覧

【監修者プロフィール】
岡田直(おかだ・なおし)
横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。専門は人文地理学。書籍編集者を経て現職。「横浜にチンチン電車が走った時代」「ようこそ! 横浜地図ワールドへ」「伸びる鉄道、広がる道路」などの企画展を担当し、『「地図」で探る横浜の鉄道』(横浜都市発展記念館)などを執筆。監修に『地図で読み解く京急沿線』(三才ブックス)など。近現代の交通と都市の歴史に関心が深い。