価格 | 1,650円(税込) |
著者 | 小檜山 悟 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 226ページ |
ISBN | 978-4866731629 |
発売日 | 2019/10/19 |
競馬誌「優駿」「競馬ブック」での連載をまとめたJRA現役調教師・小檜山 悟氏による、全国各地の馬を訪ねた紀行エッセイ・第4弾。
日本競馬の歴史、伝説の名馬、ジョッキーのこと、日本の各地に残る馬文化を、調教師という専門性を生かした独自の視点で紹介します。
●第一章 厩舎の四季
夏
金曜のアオダイショウ ~美浦トレーニングセンター~
幸先良し/頂点に勝つ
都会の家畜たち ~横浜、三浦~
地産地消/馬と海水浴
自厩舎ブランド ~スマイルジャックの子どもたち~
最初で最後の産駒/厩の世界の醍醐味
我がルーツ ~福島・いわき~
福島産馬/ルーツは福島に
モンゴルの競馬 ~銀座・マリオン~
国民的行事/さまざまな壁
神に近づいたサラブレッド ~長野・スエトシ牧場~
まだまだ元気/馬の幸せ
秋
勝ちは勝ち ~トーラスジェミニ~
馬も人も絶好調!?/強烈な馬主運
マリネリスる? ~マリネリス~
連投の事情/賛否両論
競馬場に訪れる「その瞬間」 ~ジャパンカップ~
「史上最強の称号」/唯一無二
続く微笑みの物語 ~スマイルジャック~
1本の電話から/偶然という名の必然/命名の由来/血を引き継ぐ/競技馬として/一歩、また一歩
冬
2つのパーティー ~横浜、赤坂~
同窓会/ダブルスタンダード
禍福はあざなえる縄のごとし ~美浦トレーニングセンター~
ケガに泣く/退路を断って/狭き門/先人の努力/厩舎の職種/話せばわかる/数字から見えるもの/プロの目
この先にあるもの ~茨城・龍ヶ崎~
目を見張る写真/馬を訪ねて
春
競馬場に相撲部屋 ~兵庫・園田競馬場~
投票所に土俵/相乗効果
禊(みそぎ)の旅 ~美浦トレーニングセンター~
ひとつの峠/粋なプレゼント
働く馬の風景 ~競走馬リハビリテーションセンター~
ジャンケン大会/小倉の鬼
多士済々の集い ~東京・新宿~
同窓生/誇らしい気持ち
ダービーデーの1日 ~東京競馬場~
パドックの高揚/競馬社会の大晦日
令和の温泉 ~競走馬リハビリテーションセンター~
表紙の撮影/心のリハビリ
調教師の危機管理 ~美浦トレーニングセンター~
禁じ手/愛の鞭
●第二章 競馬史発掘
信念が名馬を生む ~メジロ牧場~
オーナーブリーダーとしてのこだわりメジロアサマの血/果たされた夢/継続こそ力
実現させたい企画 ~尾形会~
保守本流/最後の愛弟子/競馬史を知る/提案の形
伝説の名前の由来 ~函館大経~
明治の競馬/名跡を継ぐ
動き出したビックプロジェクト ~JRA競馬博物館~
3人の重鎮/計画スタート/それぞれの思い出/運命のレース
海外の競馬史がわかる隠れた名著 ~「クールモアスタッド」~
競馬における「世界企業」/日本との関わり
●第三章 出会うべき人たち
中村さんの法則 ~中村均~
競馬のロマン/企業秘密
消えゆく匠の技 ~布施好章~
三兄弟の協業/外国人騎手の足
幻のカメラマン ~奥地陽祐~
写真は光が決める/記憶の不確実性
ファインダーの中の夢 ~今井壽惠~
革命的な写真/やさしい眼差し
ジョッキーズームアップ ~久保吉輝~
道頓堀のギャラリー/大型の望遠レンズ
馬と人と文と ~吉川良~
売っていないセンス/作家の性(さが)
アフリカの風 ~天川孝則~
人生の岐路/初騎乗
銀座で馬に添う ~斉藤いつみ~
昭和のアートビル/充実の馬ライフ
●第四章 大地に響く蹄音
復活のドラマ ~「ばんえい競馬今昔物語」~
送られて来た本/市民運動の盛り上がり
華やかな交流 ~JRAジョッキーDAY~
本番前の試走/残すべき文化
馬主さんに誘われて ~帯広・規館厩舎~
気になる牧場/バックヤードツアー
ばんえい競馬の騎手 ~新橋・ゲートJ~
見事な追いこみ/手の内に入れる
朝の調教 ~帯広競馬場~
調教風景/隔たりなし
●第五章 馬がもたらすもの
和種の血脈をつなぐ ~長野・木曽馬乗馬センター~
河原毛の馬/復元の歩み
生産者のバイブル ~「フューチュリティ」~
圧倒的な写真/至福の時
一堂に会した馬文化 ~横浜・ホースメッセ~
十勝の馬/ポロ競技
大地を支える ~北海道・十勝~
北海道の農耕馬/重種馬の役割
なんでもあり? ~埼玉・佐島牧場~
会えばわかる/世界の競馬
馬王国の異種格闘技戦 ~北海道・大楽毛~
往時の喧騒/無駄のない作業
ウマ探偵の事件簿 ~北海道・スターファーム~
幻の動物/ウマだけど馬ではない/命がけの種付け/開拓史を彩るウマ/シマウマがいた牧場/ゼブロイドがコースを走る日!?
終わりに